2022年1月10日

みなさまこんにちは、谷元工業広報担当のAです。

鉄骨は厚さが6ｍｍ以下の軽量鉄骨、6ｍｍの重量鉄骨があります。

軽量鉄骨はプレース構造の建築物におもに使用され、重量鉄骨はラーメン構造やトラス構造の建築物におもに使用されます。

プレース構造とは、いわゆる筋交いのことです。柱と柱のあいだに対角線上にプレースを差し入れることで強度を出す工法です。プレース構造は強度が高く、建物に加わるあらゆる方向への力に耐えることができます。また、柱や梁といった部材を少なくし、広い床面積を確保できる工法です。

ラーメン構造のラーメンとは、ドイツ語で「額縁」を意味する言葉で、その名の通り、縦と横に柱を置き、それぞれの柱で建築物を支える工法です。ラーメン構造は柱と梁で建築物を支える構造のため、開放的な大空間を作ることができます。ラーメン構造では柱と梁をを剛接合で結合させます。剛接合とはボルトやカシメ、溶接などを使用してがっちりと鉄骨同士を結合する方法で、これによって高い強度を実現することができます。

トラス構造は、骨組みが三角形になるように組み合わせていく構造のことで、ドーム屋根や橋梁、自転車やバイクのフレームなどに利用されます。

トラス構造における鉄骨の結合は、ピン接合という方法が採られます。

 

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