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鉄の骨格が建物の命を支える――谷元工業が明かす鍛冶工事の技術と安全の真実02
第2回:【見えない欠陥を許さない】鉄骨現場を支える溶接技術の真実!工法の使い分けと品質管理基準
第1回では、現場で図面の誤差を収める「鍛冶工事」の重要性と、施工不良が招く破断リスクについて解説しました。第2回となる今回は、鉄の接合において建物の強度を直接左右する「溶接」技術の深層に迫ります。
「愛知県」「豊橋市」周辺の建設現場では、柱や梁の「鉄骨」組み立てから階段や手すり等の「建築金物取付」、意匠性の高い「アイアン」部材の固定まで、多種多様な溶接作業が求められます。
鉄を知り尽くした「谷元工業」が、現場で用いられる溶接工法の違いと、見えない欠陥を防ぐための品質管理について忖度なく解説します。
- 現場の環境と母材で選ぶ「溶接工法」の特性
建設現場で用いられる溶接には主に以下の種類があり、状況に応じた使い分けが不可欠です。
- 被覆アーク溶接(手棒溶接)
風の影響を受けにくく、屋外の高所作業や狭小スペースでも高い機動力を誇ります。職人の技量によって仕上がりが大きく左右される工法です。
- 半自動アーク溶接(MAG/MIG溶接)
シールドガスを用い、溶着速度が速く高効率な溶接が可能です。風に弱いため、現場では適切な防風対策が施工品質の絶対条件となります。
- TIG溶接
火花が飛び散らず、極めて精密で美しいビード(溶接痕)を形成できます。ステンレスやアルミ、見せ場となる意匠用部材の接合に多用されます。
- 【重大なリスク】現場溶接で発生しやすい3大欠陥
外見上は綺麗に溶接されているように見えても、内部に欠陥を抱えているケースは少なくありません。
- 「溶込み不良・融合不良」による強度不足
電流・電圧の調整不足やトーチの角度不良により、母材の深部まで鉄が溶け合っていない状態です。設計通りの耐力が得られず、外力で剥離する危険があります。
- 防風対策不足による「ピット・ブローホール」
半自動溶接時に強い横風を受けると、シールドガスが吹き飛ばされて溶融金属が空気中の窒素や酸素と反応し、無数の巣(気泡)が生じます。
- 「アンダーカット・オーバーラップ」
溶接ビードの端が母材を削り取って溝になったり(アンダーカット)、母材と融合せず垂れ下がったり(オーバーラップ)すると、そこに応力が集中して破断の起点になります。
- 谷元工業が徹底する「確実な施工プロセス」
溶接の品質は、火花を散らす前の「下準備」と「環境づくり」で8割が決まります。
「谷元工業」では、開先(かいさき)加工の精度確認、母材のサビ・油分の除去を徹底。屋外作業時の防風養生を怠らず、パス間温度の管理やスラグの完全除去を行いながら多層盛り溶接を実施します。有資格者による徹底した目視検査と適切な施工管理により、構造計算通りの確かな強度を現場で実現します。
次回の第3回は「【ミリ単位の納まりと強度】階段・手すり・キャットウォークを支える建築金物取付の技術と安全対策」について詳しく解説します。













